交通事故にあったときの心構えとして、これだけはしておきましょう。

イザ当事者になるまでは、自分には無関係と思いがちですが、いつ誰が関わっ
てもおかしくはないほど、あらゆる交通事故が私たちの周りで起こっています。
そんな時に備えて、交通事故の発生から、ケガの治療や保険会社とのやりとり
から示談までの一連の流れについて。また、保険会社との交渉が始まるという
人たちも必読の、交通事故マニュアルです。

事故発生直後

まずは、警察への届け出です。
管轄の警察の連絡先など不明な時は、とりあえず 110 番に通報し、指示を仰ぎ
ましょう。
警察の届け出は、「人身事故」「物損事故」にかかわらず必要です。 また、こちらだけでなく、相手側に負傷者がいる場合は、救急搬送などケガの
対応を優先します。

事故の相手側を確認

警察とは別に、相手の連絡先を聞き取ります。
免許証や車検証などで確認しながら、自分でメモしましょう。

双方の保険会社に事故の一報

相手側の加入保険会社を確認し、事故の一報を入れます。
できることなら、その場で連絡をとりあいましょう。

病院で検査

症状の重さに関わらず、病院で精密検査を受けましょう。 問診時には、症状や接触箇所について詳細に伝えておくことが、後々重要にな
ってきます。

加害者側の保険会社に連絡

治療の意思を伝え、医療機関の連絡先を伝えます。
転院の歳も、その都度保険会社に報告します。
保険会社から医療機関に連絡が入るので、治療費の立て替えが不要になります。

治療を最優先

症状があるうちは、できるだけ治療を優先した生活を心がけましょう。
治療がある程度経過し、治療後の症状に変化がないようであれば、「症状固定」
となります。
このとき、治療効果があるにもかかわらず、保険会社にいわれたまま「症状固
定」を承諾することは禁物です。 最低 6 ヶ月は治療を続けることが望ましいといえます。
「症状固定」の後に、「後遺障害認定の申請」を行います。

示談交渉

治療で、症状が完治もしくは「症状固定」すると、示談交渉が始まります。
補償内容が正当なものかどうか、法律の専門家に相談できると安心です。
交通事故補償には、治療費・慰謝料・通院諸経費・休業補償・後遺障害慰謝料、
その他の交通事故に関わる諸経費が対象となります。

当院で治療を受けている患者さんには、示談交渉を始めとする手続きについて、
提携している法律の専門家をご紹介しています。
お気軽にご相談ください。