腕の痛みを引き起こす病気（頚椎椎間板ヘルニアなど）

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腕や手の症状について

腕の痛みは、頚肩腕症候群や頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアでも起こることがあります。
スポーツなどでひじの使いすぎで起こる変形性肘関節症では、ひじを使った後に痛みが現れます。

一方、上腕骨外側上顆炎は、テニスひじと呼ばれ、ひじを外側が痛みます。こちらもひじの使いすぎで起こり、手首を反らす筋肉が付いているひじの外側に発症する病気です。

手指の痛みやしびれは、頸椎症、頚椎椎間板ヘルニア、頚椎後縦靭帯骨化症・黄色靭帯骨化症などの病気で起こることがあります。

胸郭出口症候群では、腕から手にかけてのしびれがよく起こります。

手の小指がしびれるときは肘部管（ちゅうぶかん）症候群の可能性があります。これは、特に男性に多く、効き手側に発症しやすいものです。

中指から親指にかけての手のひら側がしびれる場合は、手根管（しゅこんかん）症候群などが起こっていることもあります。

また、手指を動かすと痛むなら腱鞘炎も考えられます。

関節リウマチは、手指の痛みと腫れから発症することが多く、頻度は低いものの、破壊性脊椎症による骨の破壊や脊椎腫瘍も考えられます。糖尿病の神経障害でしびれるが出ることもあります。

手に特に異常がなくても、頚椎症や頚椎椎間板ヘルニア、頚椎後縦靭帯骨化症、リウマチ性脊椎炎などで、頚椎を通る脊髄が圧迫されることにより、手や指が動きづらい状態になり、細かい作業ができなくなることがあります。これは、巧緻運動障害といって、脊髄障害です。

また、パーキンソン病でも、細かい作業ができなくなります。

手に力が入りづらいのは、痛くて力が入らない場合と、脱力が起きている場合があります。脱力の場合は、すぐに病院に受診しましょう。手に原因がない場合は、頚椎症や頚椎椎間板ヘルニア、頚椎後縦靭帯骨化症などの頚椎の病気も、考えられます。

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