噛み合わせからくる頭痛・肩こり症状

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噛み合わせからくる頭痛・肩こり症状 2013年9月30日

頭痛や肩こり、または自律神経失調症で悩んでいる方。
もしかすると、噛み合わせが原因かもしれません。

顎関節症や食い縛りという歯の噛み締めには、思いがけずさまざまな症状をひき起す原因が潜んでいます。
一昔前は、「顎関節症」というと噛み合わせだけが原因とされていましたが、実はそれだけではなく、あごにかかる負担になる原因はさまざま。
歯並びや、上と下の歯のバランスなども関係します。
人が物を噛むときのあごにかかる負担は、その人の体重もの力に相当します。
そのため、アンバランスな力は身体のあちこちに影響を与えます。

例えば、頭痛や肩こり。
顎関節症のI型は顎の周囲の筋肉の痛みに限ったものですが、そのひとつである筋緊張性頭痛は何らかの歯の状態が起因している場合があります。
頭とあごは身体の中でも近い位置にあります。
あごの筋肉が緊張すると血行が不良になり、頭部へ血液が順調に流れなくなり、頭痛や、首・肩こりを引き起こす原因とされています。

また、噛み合わせによるアンバランスは、身体全体を歪める原因でもあります。
身体は、歪んだ身体を自動的に平行に戻そうとすることから、首や肩に無理な力がかかります。
その結果、肩こりや頭痛といった不快症状にあらわれるのです。
また、片方だけに刺激を受け続けると、交感神経だけが活性化し、副交感神経の働きが弱くなってしまいます。
そうすると、副交感神経の役割である“緊張の緩和”が作用しにくくなり、常に緊張状態が続くことになります。
緊張状態はストレスとなり、精神的な負担が増大し、さらに新陳代謝を悪くさせ疲れやすい体質につながります。

激しい肩こりや頭痛、めまいや動悸、原因のわからない疲労などは、歯の噛み合わせなどが引き起こす、身体バランスの乱れによることもあるようです。
自律神経の調整や血液循環を整えることで、精神的にも肉体的にも改善することが期待できます。
噛み合わせと一緒に、身体バランスやストレスのない生活習慣を改善して、健康な身体づくりを意識してみてはいかがでしょうか？