秋に向け、過ごしやすい気候にこそ要注意！

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秋に向け、過ごしやすい気候にこそ要注意！ 2013年10月3日

朝夕涼しさが感じられるようになり、過ごしやすくなってきたはずなのに、なぜか体調を崩してしまう人は少なくありません。
一般的に「夏バテ」といわれる症状ですね。
秋の季節の変化が身体に影響を及ぼし、微妙に体調バランスを崩してしまいます。
原因としては、夏の過ごし方が大きく影響しています。
夏の間、アクティブに行動し、涼しくなり始める頃にその疲れがあらわれるケース。
単なる疲労というよりも、その間のケアが追いつかず疲れが蓄積している状態。疲れは消化器系に負担となり、体力の低下を引き起こしています。

そして、現代的な夏バテのパターンが、「汗をかかない生活」です。
夏、暑い時にエアコンなどで直接身体を冷やし続けると、汗をかきません。
すると、涼しくなる秋には夏に冷やし続け調整がきかなくなった身体は、体温維持機能が低下してしまいます。

秋になって、急に体調を崩したり、風邪やぜんそくのようなひどいせき、発熱などの症状があらわれるのは、これらが原因していることも考えられます。
さらに、これから秋を迎えるための過ごし方について考えてみましょう。
秋の過ごし方も、冬の健康に大きな影響を与えることになるからです。

秋の気候は、ぴんと張りつめて空気も澄んでいます。
冬に向けて気持ちを引き締め、身体エネルギーをめいっぱい蓄えておきたいものです。
この季節特に気をつけることは、肺のコンディションです。
涼しくなる秋に身体を急に冷やすと、鼻炎から気管支炎、そしてぜんそくをおこしやすくなります。
また、冷えた身体は冬に向けて胃腸を弱めてしまいがちになります。
規則正しい生活と、身体を冷やさない食生活で、心身ともにコンディションを整えるよう心がけましょう。

日本には、四季があります。
その季節に応じて順応する機能が、わたしたちには身体に備わっています。
体温を調節する自動調節機能を効果的に活用しながら、どのような季節であっても、身体に負担をかけないよう過ごすこと。
1年を通して季節を肌で感じて過ごすことが、健康への秘訣といえそうです。