カイロプラティックの有効性

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カイロプラティックの有効性 2013年10月25日

カイロプラティックとは、アメリカで発案され日本に渡ってきた整体療法で、アメリカやヨーロッパの一部では法制化されている代替医療のひとつです。
ただし、日本において、法的な規制はなく「無資格者による医療類似行為」とされています。

カイロプラティックの原理は、疾病の原因が脊髄などの椎骨の構造や歪みであるとの考えに基づき、その歪みを調整することで機能を回復。
ひいては、健康全般への影響を診断し、治療・予防・自然治癒力を取り戻させようとするものです。

日本で「カイロプラティック」と同じく民間療法に「整体」がありますが、双方の違いはわかりにくく混乱しがちです。
実際、看板には「整体」と掲げているにもかかわらず、同時に「カイロプラティック」を行っている施術所もあります。
施術方法の違いを簡単に説明すると、「整体」は不調をきたしている部位を含む身体全体を調整するのに対し、「カイロプラティック」は、不調の原因を背骨の部分から探り、その部分の歪みを改善することに重点を置くところです。
しかし、患者側からはどちらの施術を受けているか判りにくく、実際に、「整体」のつもりが、実はカイロプラティックを受けていたということもあるのです。
施術中に腰を強く鳴らした瞬間ひどい痛みがおこり訴えると、「カイロプラティック」を施されていたというトラブルのケースもあります。
「整体」「カロプラティック」どちらにしても、無資格者による施術であることに変わりはありません。
近年、このようなトラブルによる被害は増えつつあり、十分に賠償されないことが多いのも現状です。
何よりも、身体の不調を改善しようとした施術で、身体を痛めてしまうことは、納得がいきません。
「カイロプラティック」や「整体」のすべての施術が危険であるというワケではありませんが、日本において技術を確かめる資格試験が存在しないことが原因のひとつとも言われています。
そのため、施術を受ける際、リスクは患者側にあるということを大いに認識しておく必要があるといえます。