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関節リウマチ
関節リウマチとは、自己の免疫が主に手足の関節を侵し、関節の腫れや痛みを引き起こし、やがて関節の変形をきたす「炎症性自己免疫疾患」です。
■ リウマチの初期症状
関節リウマチの初期には、関節の炎症、軽い貧血、血液の異常などが起こります。
始めは、手足の指の関節に左右対称に痛みや腫れ、こわばりなどの症状。その後、約3割の人は治ったような状態になり、約1割の人は短期間で強い炎症や関節の変形が進行。約6割の人は症状が良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、徐々に関節の変形が進むというパターンがみられます。
また、病気が進行すると骨や関節だけでなく、肺や腎臓などの内臓までに及ぶ可能性もあります。
■ リウマチのメカニズム
1）身体の中の免疫細胞が、関節の骨膜を異物として認識し攻撃します。
2）すると、骨膜が炎症を起こして、大量の炎症物質を関節内に放出します。
3）その結果、軟骨や骨が破壊されます。
■リウマチに似た症状の病気
関節の痛みを伴う病気は100種類以上、リウマチに似た症状の病気とまちがいうことも多くあります。
・変形性関節炎
老化による関節の変形で、炎症性のものではない。
関節の痛みやこわばりが手指の関節に起こると、リウマチとまちがいやすい。
・ 痛風
男性に多く、関節炎による痛みと腫れで、リウマチと症状がよく似ている。
・繊維筋痛症
身体の広範囲に強い痛みを起こす原因不明の病気。
・全身性エリテマトーデス
10〜20歳の女性に多く、多発性関節炎ですが、骨の破壊までは起こらない。
・強皮症
多発性関節炎に加え、全身の皮膚が硬くなる（全身硬化症）特徴がある。
・乾癬性関節
乾癬という皮膚病と関節炎が一緒に起こる病気。
関節炎は左右非対称に起こり、骨が破壊される。
■リウマチ発症の原因
免疫細胞が攻撃を始める原因は完全に解っていませんが、遺伝による体質にウィルスなどの刺激が加わって、免疫に異常が生じて起こるとされています。
また、几帳面で、完璧主義、ストレスを自分の中に抑制するタイプに発生する人が多いことから、性格的な要因も関係しているとされています。
人は痛みがある時は、自己中心的になることは当然なことです。
せめて、周囲の人に相談に乗ってもらったり、少しでも痛みや苦痛を癒すことができるよう、心を開くことも必要なことだといえるでしょう。
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