痛みに効くハーブ⑤ジンジャー

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痛みに効くハーブ⑤ジンジャー 2014年4月23日

様々な「痛みに効くハーブ」について、引き続きご紹介します。

■ジンジャー

英名：Gnger
学名：Zingiber officinale
科名：ショウガ科
和名：ショウガ
部位：根部
効用：胃腸不全／腰痛／関節炎／末梢血管の血行不良／冷え性
ショウガは熱帯アジアが原産で、インドでは紀元前300−500年前にはすでに保存食や医薬品として使用されていました。
ヨーロッパには紀元前1世紀ごろに伝わり、医学の祖と呼ばれるヒポクラテスやローマ皇帝ネロの軍医であったディオスコリデスも、胃を落ち着かせるハーブとして紹介されています。しかし、ヨーロッパは気候が栽培に向かず、主にアジアからの輸入に頼っていました。
紀元前中国では、生薬としてショウガの根茎を生姜（しょうきょう）と呼ばれ、発散作用、健胃作用、鎮吐作用があるとされ、薬用として利用されてきました。
現在、日本の食材としてもなじみの深い「ジンジャー（生姜）」は、ピリッとした刺激のある風味とともに、ぽかぽかじんわり暖まるイメージがあります。
保温効果は、冷え性だけでなく、末梢血管の血行不良を改善することにより、腰痛や関節炎などに効用があります。
また、胃を温めることにより消化を刺激し、胃のむかつきを抑え、胃腸不全の改善や胃痛を緩和します。
料理に用いる以外、ハーブティとしては刺激のある辛味とさわやかな香りのジンジャーは、他のハーブもブレンドおすすめです。