腰痛の原因って？ | たわらや整骨院

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腰痛の原因って？ 2014年6月6日

現在、腰痛人口は2800万人いるとされ、病気やけがによる自覚症状の調査では男性の1位、女性の2位となっています。
腰痛は病名ではなく身体にあらわれる症状の名前であり、その原因は、職業、加齢、生活習慣、ストレスなど、さまざまです。
腰痛の原因としては、直立二足歩行という身体の仕組みそのものが、腰に負担をかけていることにあります。
直立二足歩行では、背骨が縦に配列しているため、垂直方向に力がかかります。
そのため背骨は直線ではなくゆるやかなS字カーブを描いていて、負担が分散されるようになっています。
背骨には椎骨という小さな骨が連なって、腰は5個の椎骨により構成されています。椎骨は「椎間板」という軟骨組織でつながり、椎間板は重力や衝撃を吸収するクッションの役割をはたしています。
腰は、胸部と骨盤、下肢を連結し、体を回す、ねじる、曲げるなど、日常生活の動作に関係し、常に大きな負担がかかっています。さらに、きつい肉体労働や、加齢、肥満、喫煙、運動不足、疲労、ストレスなどの要素が、腰の負担をより大きくしています。
それ以外にも、腰痛が起こる原因はさまざまで、複数の要因が絡んでいます。多くは原因が特定しきれない「非特異的腰痛」で、背骨や神経などに原因となる病気が認められる「特異的腰痛」です。

腰痛の約85％は、神経症状（しびれやまひなど）や重い基礎疾患などがなく、X線やMRIなどの画像検査をしても、どこが痛みの原因なのか特定しきれない「非特異的腰痛」です。通常であればストレッチなどで症状は軽くなりますが、休養が十分とれなかったり、ストレスなど心理的要因があると長期化することもあります。
これらは腰痛症と呼ばれ、悪い姿勢で長時間座る、また腰や背中の筋肉が緊張し続けたとき、運動不足で腰を支える筋力が弱ることも要因です。
急に無理な動作をしたときなどに起こるぎっくり腰も、非特異的腰痛に含まれます。
ほとんどは数日で治りますが、くり返し再発する場合もあるので、しっかり治療するようにしましょう。

その他約15％を占める「特異的腰痛」として代表的なものに、椎間板ヘルニアがあります。
「椎間板ヘルニアについて」は、別章で説明していますので、ご参照ください。