三叉神経痛って？ | たわらや整骨院

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三叉神経痛って？ 2014年6月6日

三叉神経痛（特発性三叉神経痛／以下省略）とは顔に痛みがおこる病気です。
三叉神経は、顔の皮膚で感じる感覚を脳に伝える神経で、三叉神経痛は脳の原因により痛みが起こる症状です。

三叉神経痛の症状は、突発的で非常に強い痛みが特徴です。
一瞬走るような痛みが数秒続き、洗顔、化粧、ひげそりなど、また食事や冷たい水を飲んだ際に発痛することがあります。
また、季節によって痛みが変動するのも特徴で、11月や2月に痛みがひどくなる人も多く見られます。

三叉神経痛の診断では、痛みの症状や病気の経過を詳しく問診で聞き取ることが必要です。
痛みが数分にも長く続くケースや典型的でない場合、患者さんの症状の訴えがあまりはっきりしない場合など、簡単に診断できないこともあります。

【三叉神経痛と区別しなくてはいけない病気】

●帯状疱疹
帯状疱疹はウイルスによっておこる皮膚の病気です。
帯状疱疹のウイルスは神経にひそんで発痛をおこすことが特徴で、顔では三叉神経に沿った湿疹があらわれます。
副鼻腔炎
特殊な脳梗塞、多く歯を抜いた後などいろいろな理由でおこり、痛みの性質が三叉神経痛とは異なります。

●顎関節痛
顎関節は顎の骨と頭蓋骨のくっつく部分で、ものをかむときに顎をうごかしたりするとこの関節に痛みがでる場合があり、三叉神経痛と間違えることがあります。
群発頭痛
眼の周りや奥のはげしい痛みで、三叉神経痛とおなじく非常にはげしい痛みですが、三叉神経痛よりも長く続きます。
涙が流れたり、鼻水が出たりするのも特徴です。
舌咽神経痛
三叉神経痛と同様の痛みがのどの奥に起こります。
ものを飲み込んだときに耳の奥や首の前面に痛みを感じる場合があります。非常にまれなケースですが、三叉神経痛と区別する必要があります。