ひざ関節痛って？ | たわらや整骨院

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ひざ関節痛って？ 2014年6月7日

中高年になるとひざ関節痛を患う人が増加します。
主な症状は、ひざが変形することで痛みが起こる「変形性膝関節症」で、患部に水がたまり痛みを伴います。
男女比で見ると、1：4で特に女性に多くみられ、高齢者になるほど高くなります。

初期症状では、立ち上がったり歩き始めなど動作を始める時に痛み、休めば痛みがとれます。しだいに正座や階段の昇降が困難となり、症状が進行すると、ひざの変形が始まり、安静時にも痛みがとれずひざが伸びないため、歩行が困難になってきます。

原因は関節軟骨の老化ですが、肥満なども関係しています。
加齢により、関節軟骨が弾力性を失い関節が変形し、さらに、骨折や靱帯、半月板損傷などの外傷、化膿性関節炎などをおこし、感染による後遺症に至ることもあります。

【診断と治療】

問診や診察、触診でひざ内側の圧痛を確認し、関節の動きの範囲、腫れやO脚変形などの有無を調べ、X線やMRI検査で診断します。
症状が軽い場合は痛み止めの内服薬や外用薬の処方や、ひざ関節内にヒアルロン酸の注射などをします。
併せて、大腿四頭筋強化や関節可動域改善を目的としたリハビリテーションを行ったり、温熱療法など物理療法を行います。
また、必要に応じて足底板や膝装具を装着します。
このような治療でも治らない場合は手術治療という方法もあります。
手術方法には、内視鏡による関節鏡手術や、骨を切って変形を矯正する高位脛骨骨切り術、人工膝関節置換術などがあります。