「手のしびれ」が病気のサイン①頚椎症

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「手のしびれ」が病気のサイン①頚椎症 2014年6月11日

手のしびれにあらわれる病気「頚椎症」について。
特に親指と人差し指がしびれたら、「頚椎症」を疑いましょう。
頚椎症とは、首（頚椎）の損傷で起こる病気で、首部の椎体骨にあるとげ状の突起（骨棘）形成や、クッションの役割をしている椎間板の後方突出、靭帯の石灰化や骨化による脊髄から肩に延びる神経や脊髄自体を圧迫・刺激することで発症します。

原因は、加齢や外傷、交通事故による衝撃などによる頚椎の変で、頚部から徐々に上肢や下肢に症状が現れてくることが特徴です。
症状に心当たりがあれば、以下をチェックしてみましょう。

【頚椎症チェック】

・親指と人差し指がしびれる。
・足先のしびれと同時に硬直がみられる。
・階段を降りる時に不自由を感じる。
・箸が上手く持てなくなる。
・尿意を感じるが、排尿がスムーズでなくなる。

さらに、「頚椎症」の主な症状としては、
・首や肩の筋肉の緊張による肩こりや圧痛。
・肩から上肢にかけての痛みや疲労感。
・脊髄圧迫による、歩行障害、便秘、めまい。
などがあります。

【検査と診断】

・スパーリング検査（首を横に曲げ、頭部を圧迫した時に上腕の痛みが起こる場合）
・ジャクソン検査（首を後方に曲げ頭部を圧迫した時に上腕に痛みが起こる場合）
・X線写真／MRI検査（軽椎骨の変化、硬化、骨棘形成、椎体間腔の狭小化や椎間板の形成変化、脊髄の圧迫、変化など）

【治療方法】

薬物療法／非ステロイド性消炎薬や筋弛緩薬
頚椎固定用カラー／痛みが強い時の処置
理学療法／温熱、頚椎牽引／低周波／レザー治療
など。

交通事故が原因で発症した場合は、損害保険での治療が適用されます、また、後遺障害の対象にもなります。
交通事故後の「手のしびれ」など諸症状に心当たりがあれば、一日も早く専門治療を受けることが大切です。
「交通事故治療専門院」では、専門治療だけでなく、交通事故全般における相談可能です。
お近くの専門院に気軽に相談してみましょう。