自宅で簡単ツボ療法生理痛

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自宅で簡単ツボ療法　生理痛 2014年8月23日

生理痛は、人によってさまざまで、ほとんどないという人から、寝込むほど激しい痛みを伴うなど、症状や重さは大きく異なります。
生理不順や生理困難症、生理前緊張症などの生理を伴う症状異常から疼痛を誘発することも多くあります。

生理痛は、身体を中から冷やす食物の摂り過ぎなどによる冷えが原因で、身体を温める熱エネルギー（陽気）を生み出す力が弱るためにおこります。ツボ療法はこの陽気不足による冷え性に適しています。

痛みの治療には鎮痛剤を使うことが一般的ですが、今回は自宅で出来るツボ療法をご紹介します。
代表的なツボは、三陰交、照海、陰陵泉です。

【三陰交（さんいんこう）】

婦人科疾患で、特に冷え症に効くツボで、足の内クルブシの中心から上に指四本分で骨の際にあり、足の三つの陰の経脈が交わるところです。
胃腸の働きを補い消化吸収力を高め血行を促します。
骨のきわを少し痛いくらい親指でグリグリ回し気味で押し込みます。2,3分ほど行います。
また、温灸が効果的です。

【照海（りんかい）】

やはり、冷えに効果的なツボで、内クルブシの真下の少し落ち込んだ骨の隙間のように感じるところで押さえると少しいたく感じる点です。
中耳炎や風邪の咽喉痛にもよく効きます。
温灸が効果的です。

【陰陵泉（いんりょうせん）】

胃腸の働きをよくして水分代謝を促進。冷えだけでなく足のむくみにも最適です。
三陰交から上に骨際を上へ膝の少し下の骨が湾曲した所で、少し窪んだ部分で押さえるとかなり痛みを感じるところです。
腹部膨満感や浮腫、黄疸、下痢などにも利用します。

これらの治療点を、とにかく温めることが効果的です。
毎日が無理なら、生理中やその前後の時期に行います。
長く続けることで、冷えの体質の改善につながります。
市販の温灸用のもぐさでも気軽できるので、試してみてください。
＊マイルドなタイプから試して、少々強めにおこなってみましょう。
＊くれぐれも、火傷には注意しましょう。