車のメカニズム
車の日常点検のすすめ2)
前回から引き続き、車の安全な走行のために必要なのが、「日常点検」のおすすめです。
■ 冷却水
冷却水が不足するとラジエータの機能を悪化させ、オーバーヒートの原因になります。
リザーバタンクの中の冷却水の量を確認します。水の量が上限ラインまで入っていればOK。冷却水が下限ラインに近い場合は水を補充してください。
■ エンジンオイル
エンジンオイルは、エンジンがスムーズにするための潤滑油です。汚れがひどくなるとエンジンへの負担が高まり、車の寿命に影響するため、定期的な交換が必要です。
エンジンに付いているオイルゲージを抜き取り、付着しているオイルを拭き取ってから、ゲージをいっぱいまで差し込み、再び拭き取ってオイルの量と汚れ具合を確認します。
ゲージ先端の2本ラインまたはギザギザ部分中間あたりまであれば、量はOK。それより少ない場合は補充しましょう。また、汚れがひどい(色が濃い)場合はオイル交換が必要です。
■ バッテリ液
バッテリ液の量が不足すると、蓄電機能が滴下し電気系統の不具合に影響します。バッテリ液の量が充分かどうかを確認し、必要に応じて補充しましょう。
■ ランプ類
ヘッドランプやウィンカーランプなどのランプ類の損傷は、運転に支障をきたしたり、周囲とのトラブルの原因につながる危険性があります。
定期的に、ヘッドランプ・車幅灯・パーキングランプ・ストップランプ・テールランプ・ウィンカーランプなどを、ひとつひとつ確認しましょう。
■ タイヤ
タイヤの点検は、走行に直接影響を及ぼす危険性が大きくあります。
「空気圧」「亀裂・損傷」「溝の深さ」など、こまめな点検を心がけましょう。
「空気圧」は、車の走行事故安定性や経済性に大きく影響します。タイヤの設置部のたわみ具合を目で見て判断、または帯やゲージを使用して点検しましょう。
「亀裂・損傷」は、目で確認しましょう。併せて、タイヤに釘や石などの異物が挟まっていることもあるので、点検しましょう。
「溝の深さ」は、ブレーキの効きに大きく関係し、スリップトラブルなどの原因になります。
帯や溝の深さは、ウェアインジケータなどで点検します。1.6ミリ以下になるとスリップサインです。早めに交換するようにしましょう。
これらの「日常点検」を行うことで、未然に交通事故を防ぐことも多くあります。
また、少しでも「変だな」と感じたら、必ず整備工場などで点検を受けてください。
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