骨折のリハビリ・骨折後の関節拘縮や筋力低下
「治る」生活習慣 _1)運動療法
「運動療法」は、身体の一部や全体を動かすことで、症状や機能回復を促す治療法です。
当院の治療としても取り入れていますが、治療以外でも日常の生活の中動作や運動を行うことで治療効果を高めることにつながります。
「運動療法」では、低い抵抗からはじめて、徐々に運動の強度を上げていくことが基本です。
日常でできる「運動療法」として、歩行やジョギング、水泳などの有酸素運動(全身に酸素を摂りいれる運動)から始めてみてはいかがでしょうか。
特に水泳は、水の中の浮力により、関節などの患部への負担が軽減されるため、筋肉を鍛えるリハビリに適しています。
歩行や水泳などである程度筋肉が回復すると、腕立て伏せや腹筋、スクワットなど患部の筋肉を鍛える運動法を取り入れていきます。
歩行や自転車などの「有酸素運動」を行った後に、局所筋肉トレーニングという順に行うと効果的です。
腰や足の運動には、体操やストレッチにスクワット運動を加えてみましょう。
スクワット運動の方法は以下のとおりです。
・ まっすぐ立って、足を肩幅よりもやや広く構える。
・ 手は首の後ろで組む。
・ 顔はまっすぐ水平に保つ。
・ ゆっくりヒザを曲げて腰を落としていく。(無理のない程度におさえる)
* ひざ頭はつま先よりも前にでないよう、お尻を後ろに出すようにしましょう。
・ ゆっくり足と腰をもとに戻す
* 呼吸は、腰を落とした時に吸って、戻す時にゆっくり吐き出します。
1日10回を2セットから始めて、徐々に回数を増やしていき、1日100回2セットを目標にします。
注意することは、「腰や足に負担がかかりすぎないよう気をつけること」。ウォーキングなどで十分筋肉を鍛えてから行いましょう。
また、痛みや違和感を感じるようであれば、故障につながる恐れがあるのですぐ中止してください。
「運動療法」は、患者さんのそれぞれのリハビリプログラムによって行われます。
病院の治療と合わせて自宅で運動することで、回復効果を高めることができますので、ぜひ無理のない程度で行ってください。
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