骨折のリハビリ・骨折後の関節拘縮や筋力低下
骨折を治そう_1)初期治療
交通事故やちょっとした日常生活で、骨折してしまったときのため、少しでも早く回復するための治療法をご紹介しましょう。
【初期の痛み治療】
骨折した初期は、炎症による痛みを伴い、しっかりコントロールする必要があります。
痛みの強い炎症期は、まず患部を氷などで冷やし(アイシング)炎症を抑え、シップ鎮痛剤で痛みを抑えます。
アイシングには、コールドパック(保冷剤)、アイスパック、冷湿布、コールドスプレーなどを用います。
骨折の応急処置としては、RICEの法則が一般的です。
Rset(安静)、Icing(冷却/アイシング)、Compression(圧迫)、Elavation(持ち上げる)という方法は、できる限り炎症や出血を抑えることで、病院へ行くまでの処置として有効です。
【固定治療法】
治療法は、骨折した骨にズレがあるかないかを検査します。
ズレがなければそのままの状態でギブス固定します。ズレがあれば、整復を行います。
■ ギブス固定
骨折部位を保護し、日常生活の中で動かないよう制限することで、骨が正常に戻るよう矯正します。
従来は固定する素材には石膏を用いていましたが、現在では、グラスファイバーが主流です。
強くて軽い、水にも強いというグラスファイバーの特徴が、ギブス固定には適しています。
ただし、手指や細かな成形が必要な箇所などには、石膏が適している場合もあり、損傷箇所や症状により使い分けます。
■ そえ木固定
石膏やグラスファイバー、アルミニウムなどでできた板(シーネ)という板で、骨折した部分を包帯やテープで固定する方法です。
■ 内固定手術(整形外科など)
手術により骨のズレを直し体内で固定します。
固定には、金属にピン、ワイヤー、プレート、スクリュー、ロット(棒)などを用います。
■ その他の固定
鎖骨などでズレのない骨折の場合などは、鎖骨バンドや包帯などで、衣服の中に装着するソフトな矯正方法もあります。
当院では、交通事故治療において豊富な症例実績を持ち、患者さまに応じたカスタマイズ治療を行っています。
すでに通院中の方も、どうぞ気軽にご相談ください。
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