PTSD 心的外傷後ストレス障害
後遺障害について「PTSD」
PTSDとは、P=ポスト/T=トラウマティック/S=ストレス/D=ディソージャーの略で、日本語正式名称は「心的外傷後ストレス障害」。
危うく死ぬまたは重傷を負うような出来事の後に起こる、心に加えられた衝撃的な傷が元となる、様々なストレス障害を引き起こす疾患です。
PTSDは、交通事故のほか、地震、洪水、火事のような災害、戦争、テロ、いじめ、体罰など、生命が脅かされたり、人としての尊厳がそこなわれるような多様な原因によって生じます。
【主な症状】
症状が1ヶ月以上続く場合に「PTSD」、1ヶ月未満の場合は「ASD(急性ストレス障害)」と診断されます。
また、6ヶ月以上遅れて発症する「遅延型」もあります。
■ 過覚醒
恐怖の体験により感情が高ぶり、不眠になったり、怒りっぽくなったり、集中力がなくなったりする。
■ 回避
ショックを受けた出来事を思い出すような状況や場面を、恐怖感が抜けずに無意識のうちに避けてしまう。
また、苦痛を和らげようと感覚や感情を麻痺させることから、無感情になる。
■ フラッシュバック
自分の意思に反して、事故の体験が繰り返し思い出したり、頻繁に夢にでてきてうなされる。
【障害認定基準】
9級:通常の労務に服することはできるが、非器質性障害のため、就労可能な職種が相当な程度に制限される。
*例えば、対人業務ができない、運転ができないなど職種が限られる。または、意欲の低下などで仕事に行けず、日常生活に支障をきたす状態。
12級:通常の労務に服することはできるが、非器質性障害のため、多少の障害を残すもの。
*元の職種や同様の職務には就けるが、かなりの配慮を要する。また、意欲の低下で仕事に行けず、日常生活はおおむね可能な状態。
14級:通常の労務に服することはできるが、非器質性障害のため、軽微な障害を残すもの。
*元の職種や同様の職務には就けるが、多少の配慮が必要な状態。
後遺障害認定においては、医療機関での検証や所見が必要です。
交通事故に詳しい医療機関及び法律の専門家に相談することをおすすめします。
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