交通事故の示談
交通事故示談の基礎知識
- 示談について
示談とは、被害者と加害者が話し合い、交通事故による損害賠償を解決することです。
加害者は、刑事上、行政上、民事上の責任をそれぞれ問われますが、特に民事上の責任は、加害者に直接関わってきます。
民事上の責任とは損害賠賠償や慰謝料により、加害者が被害者に対して、与えた損害を賠償する責任のことです。その民事上の責任を解決する方法が、示談です。刑事上、行政上の責任については、示談で解決することはできません。
示談の成立とは、被害者が、損害賠償の金額や支払い方法などに納得ができるかどうかにかかっています。こじれれば、裁判に発展することもあります。
裁判になると、費用や時間などがかかるので、示談により、裁判所を介さず被害者と加害者の間で話し合うことにより、民事上の方法で解決するというわけです。
- 示談の特徴について
≪示談の内容はやり直しがきかない≫
いったん示談で決められた損害賠償の金額は、後々損害賠償金額が低く金額に不満であったとしても、減額したり増額したりすることはできません。
示談は、加害者と被害者が話し合い損害賠償金を取り決め、内容を示談書に記し、双方が証明捺印をし、一通ずつもつことになります。お互いにその示談で問題に終止符をうつつもりで取り決めたものなので、後遺障害が発生した場合などを除き、示談書の内容は覆せません。
また、損害賠償金額に双方が納得できれば示談書を作成して損害を確定しますが、納得できなければ、示談書を作成してはなりません。
≪口約束でも示談成立≫
また、口(口頭)約束でも、示談として成立してしまいます。そのため、示談は慎重に、確実に成立させなければなりません。
特に被害者は、金銭の受領が済むまで、後々トラブルにならないように、損害賠償金を全額受け取れるように備えておきましょう。必ず示談書を作成し、分割払いなど長期による支払い条件が入っている場合は、公正証書にしておきましょう。
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