交通事故の示談
損害保険会社と示談交渉する時の注意点
保険会社と示談交渉するときの注意点
- 示談交渉の争点とは
示談交渉では、損害賠償金額をいくらにするのかというのを双方の合意により決めます。損害賠償額を大きく変額させるのは、被害者の収入、過失割合、後遺障害の等級です。示談交渉の場では、これらをいくらにするのかが争われることになります。
- 保険会社との示談心得
示談交渉は、加害者と被害者が直接交渉するより、任意保険会社の担当者が交渉を代理することが多いです。いきなり示談交渉のプロである任意保険会社の担当者と交渉しなければならなくなった時は、次の心得が重要になります。
≪事前の準備を念入りに行う≫
任意保険会社は、営利企業なので、できるものならなるべく低い賠償金で解決しようとします。示談交渉に入る前には、どの程度の賠償額が妥当なのか、弁護士会や市町村の役所、交通事故の法律相談所で調べてみるといいでしょう。
≪保険会社を必要以上に恐れない≫
任意保険会社の担当者にうまく丸め込まれるのではないかと、心配する人も多いです。しかし、任意保険会社が示談の代行をするのは、加害者が任意保険にちゃんと加入しており、資力があるということなります。また、自賠責保険の他の賠償額を分割で支払いたいという相談があったとしても、支払うのは保険会社になるので、正当な賠償金を支払ってくれます。
≪保険会社の言いなりにはならない≫
任意保険会社の提示する賠償額は、自賠責保険の基準に少しだけ上乗せされた金額であることが多いです。交渉のたびに少しずつ金額を上げていくという交渉テクニックを使われることもあります。
任意保険会社の提示した賠償額に納得がいかない場合は、示談を断り日弁連交通事故相談センターに申し出ることもできます。
≪感情的にならず冷静に対応する≫
加害者がきちんと謝罪してくれないのに、賠償金だけで済まされようとしていることに憤りを感じる人もいます。また、任意保険会社の担当者の事務的な言動に、腹が立ち、交渉が行き詰まってしまうこともあります。
感情的な対立は、解決に時間がかかるだけなので、冷静な対応を心がけましょう。
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