交通事故全般の知識
交通事故の必読マニュアル10)示談までのプロセス
交通事故の必読マニュアル10)示談までのプロセス
【示談までのプロセス】
1)必要な書類を収集し、損害賠償額を計算します。
2)示談金を加害者側保険会社に請求します。
3)保険会社と本人との示談金の交渉を行います。
4)示談交渉が成立した場合は、示談書を作成し損害賠償を回収。示談が不成立の場合は、裁判所の手続きに進みます。
実際は、損害賠償額の算定は保険会社が行い提示されることがほとんどです。
提示された損害賠償額が妥当かどうか、素人には判断が難しいものです。
後悔しない示談のためには、弁護士などの専門家に相談するのが安心です。
弁護士に依頼するケースにおいて、メリットとデメリットをまとめました。
示談の際に保険会社から提示される金額は、裁判所で認められる損害賠償額より低い場合がほとんどです。
被害者に不利な示談提示を受けた場合に、弁護士が介入することにより正当な示談金を受け取れる可能性が高くなることは大きなメリットです。
また、示談金に関わる過失割合に関しても、加害者側の優位なように設定されるケースが多くありますが、申し出により変更できる可能性があります。
さらに、後遺障害等級認定について、適正な認定を受けるための専門的な手続きや「非該当」となった後の異議申し立ての手続きについても優位に行えます。
デメリットとして考えられることは、弁護士費用です。費用の設定はさまざまですが、一般的に示談金の10%〜20%くらいの成果報酬が目安です。
交通事故の専門家には、弁護士と行政書士がいます。
示談金の請求や、示談交渉、訴訟などに関しては弁護士が専門分野、後遺障害等級認定の手続きや、後遺障害等級認定における異議申し立てに関しては、弁護士と行政書士が行うことができます。
後遺症を伴わない、治療費や休業補償、逸失利益の賠償など、比較的短期間で賠償額も少額のケースであれば、自分で知識を蓄え交渉することも可能です。
しかし、後遺障害に関わるようなレベルの示談交渉になると、弁護士など専門家の力を借りることが、納得のいく結果につながる可能性が高いといえます。
そして、金銭的な面だけでなく、心理・体力面でのサポートも大きなメリットで、「不安や面倒から解放されたのが何よりうれしかった」という人がほとんどです。
ストレスを回避し安心して治療に専念できることが、最大のメリットといえそうです。
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