交通事故全般の知識
もしものための_車の安全装置1)
交通事故は、誰にでも起こりえるアクシデントです。
そんなとき、運転者本人はもちろん、家族などの同乗者も守ってくれるのが、「車の安全装置」です。
今回から、万が一に備え「車に必要な安全装置」について、シリーズでお届けします。
1)エアバック/サイドエアバック
2)ブレーキアシスト/ABS
3)スタビリティ・コントロール・システム/チャイルドシート
■ エアバック
正面衝突などの時に、瞬時に膨らみ、乗員がハンドルやインストルメンタルパネルに直接衝突することを防ぎ、頭や胸部への衝撃を軽減します。
一般的に使われているのが、シートベルトの働きを補助して衝撃を軽減する、SRSエアバック(補助高速装置)です。
エアバックは条件により、有効に機能する場合や感知しない場合があります。
[エアバックが感知する条件]
1)時速20〜30km程度以上の速度で、コンクリートのような強固な構造物に正面衝突したとき
2)車などと衝突し、1)同様の衝撃を受けたとき
[正面衝突でもエアバックが感知しないケース]
●電柱など、車の前面一部が変形するような衝突
●トラックに追突し、車の前面がトラックの荷台に滑り込んだ衝突
●相手の車の側面に衝突し、相手の車が大きく凹んだり移動するような衝突
■ サイドエアバッック
サイドエアバックは、車の側面衝突時に身体への衝撃を軽減します。
フロントエアバック同様、シートベルトとの併用式(SRS)で、シートベルトを着用することで効果を発揮します。
条件としては、側面衝突のみで、前面衝突、多重衝突、横転、転落などの場合は感知しません。
[サイドエアバック使用上の注意]
サイドエアバックは、正しい姿勢で乗車し、シートベルトの着用が必要です。
ドアにもたれたり、シート背もたれを抱え込むような姿勢では、サイドエアバックが膨らんだ時に、大けがをするおそれがあり注意が必要です。
次回、「ブレーキアシスト」「ABS」に続きます。
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