交通事故全般の知識
交通事故の現状について
●交通事故件数の統計
警視庁のまとめによると、平成24年度の交通事故発生件数は、66万4907件、負傷者数は82万4539人で、8年連続の減少となりました。また、死者数は4411人で、12年連続の減少です。
エアバッグやABSなどの、車の安全装備が普及したことが、交通事故が減少している理由だと言われています。
また、都道府県別でみると、交通事故件数が多いのは、1位愛知県、2位大阪府、3位東京都です。交通事故が少ないのは、1位鳥取県、2位島根県、3位秋田県です。
人口の多い都市や、自動車の保有台数が多い都市では、交通事故が多くなる傾向があるようです。
また、交通事故が多い月は、1位12月、2位10月、3位11月です。
交通量が増える年末や、雪道でのスリップなど、冬の季節特有の要因が影響するようです。
●交通事故をなくす運動
交通事故の発生を未然に防ごうと、法律も整備されています。
平成20年には、後部座席でのシートベルトの着用が定められました。また、努力義務ではありますが、高齢運転標識の表示が定められました。平成21年には飲酒運転に対する行政処分が強化されました。
交通事故をなくすための取り組みは、全国で行われています。よく知られているのが、春季と秋季に行われる「全国交通安全運動」です。期間中は、さまざまな啓発活動が実施されますが、近年では特に「シートベルトとチャイルドシートの着用の徹底」や「飲酒運転の根絶」などが活動の中心になっています。
●交通事故に関する相談
交通事故にあった被害者に対しての救済も、年々充実しています。
地方自治体には、交通事故に関する相談員が派遣されています。そのため、交通事故にあった場合の示談交渉や、損害賠償請求などのさまざまな問題に対し、地方自治体では専任相談員による交通事故相談を行っています。
また、交通事故にあった被害者を救済する活動として、被害者に対し、希望があれば捜査状況や検挙状況などを、事件を担当する捜査官が連絡する「被害者連絡制度」があります。「被害者連絡制度」は各都道府県警察に設置されています。
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