整形外科と接骨院は何が違う?
整形外科と接骨院の違い(2)むち打ち症の治療は整形外科か接骨院か
<むち打ち症は整形外科か接骨院か>
交通事故でむち打ち症になったときなどは、まず整形外科に行くことが必要です。それは、レントゲンやMRIなどの検査でケガの程度を診察しなければいけないことと、その診断書が事故の賠償請求に必要だからです。(軽傷の場合、警察提出用の診断書は接骨院で発行できます。)
交通事故の治療は整形外科でも接骨院でも費用はかかりません。健康保険も使いません。費用はすべて事故の加害者が加入している自賠責保険または任意保険(任意保険未加入者は、その加害者本人)から支払われます。
むち打ち症では整形外科と接骨院の両方で治療(施療)を受けるケースが多いのはなぜでしょうか。
両方に通う患者さんの声を聞くと「病院では、むち打ち症をあまり本気で診てくれない」「検査以外には湿布を処方してくれるだけだ」「痛いといっても、どこも悪くないといわれる」「牽引しか方法がありません。」「内科や高齢者で忙しい。」などがあります。またその裏がえしに、整形外科の医師の中には「接骨院はしなくてもいいことをしている」という声もあるようです。
整形外科でも個人開業医 兼 経営者である医師の場合は特に他院に行くことを嫌います。(中規模以上の病院の整形外科医は勤務医である事がほとんどなので、患者様の意思を尊重する傾向が強い。)個人開業の柔道整復師(接骨院)も同様に、自院での施術を促します。保険会社は、診察と処方のみで治療回数の少ない医療期間を大変好みます。したがって、現実には整形外科も接骨院も保険会社もいろいろあって、それぞれの意見を言う。ということだと思います。
しかし、患者さんにしてみると症状がある以上は、どこも悪くないといわれても納得できません。当院では、むち打ち症が長びいているときは、定期的に整形外科で検査と診察を受けながら、接骨院で施療することをおすすめしています。交通事故のケガの治療では同じ時期に整形外科と接骨院に通院しても、どちらの費用も自賠責保険で補償されます(同じ日の受診は認められない事もあります)。
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