整形外科と接骨院は何が違う？
整形外科と接骨院の違い（５）マッサージ
■リラクゼーション系マッサージと接骨院の違い
＜リラクゼーション系マッサージとは＞
日本には「あん摩マッサージ指圧師国家試験」という国家試験があります。この資格を持たないでリラクゼーションマッサージなどの看板で営業するのは、厳密にいうと違法です。しかし現実には多くのリラクゼーションサロンで無資格の者が「セラピスト」などの肩書でマッサージを行なっています。アロマオイルなどを炊きながらマッサージや指圧・手技をしてリラクゼーションや美容効果をうったえるサロンが多いようです。
エステサロンは美容がメインになりますが、やはり軽い指圧やマッサージをしているところもあります。考えてみると、美容室や理容室でも髪をカットはした後かるく肩をたたいたり揉んだりしてくれます。しかし、それで美容師が摘発されたという話は聞いたことがありません。こういう付属的、おまけ的なマッサージは、サービスする方が「治療」や「施療」をうたい文句にしないかぎり、またお客がそれを期待しない程度の軽い(危険度の低い)ものであるかぎり、現実には「お目こぼし」されています。
しかし、リラクゼーション系のマッサージではかなり強い指圧やマッサージをするところもあるようなので、やはり危険性はあります。自己流で経験を積んだ人がむしろ危険なマッサージをする可能性があります。アルバイトの未経験者がおそるおそるやる方が害はないかもしれません。
＜接骨院との違い＞
むち打ち症（頚椎捻挫）やぎっくり腰(腰椎捻挫)はケガなので、リラクゼーションマッサージで治そうとするのはたいへん危険です。接骨院の柔道整復師は神経への損傷が疑われるようなケガはすみやかに整形外科に連絡します。またそういう重大な症状を見逃さないための知識を身につけています(そのために国家試験があります)。
リラクゼーションマッサージではそういうケースを見逃す危険があります。また医療機関とすすんで連絡をとってくれることはありません。
交通事故施術メニュー
交通事故の治療と
ケース別症状
交通事故の
知っておくべき情報
