腕の痛みシビレを起こす病気
「手のしびれ」が病気のサイン 2)手根管症候群
手のしびれにあらわれる病気「手根管症候群」について。
手根管とは、手のひらの付け根にある、靭帯と骨で囲まれた3cmほどのトンネル状になった空間です。
この管の中には、首からのびている正中神経が通っていて、何らかの原因で管内圧力が高まると、神経が圧迫され、手指の末梢にしびれの症状をひき起します。
「手のひらがじんじんと痛む」から「夜も眠れないくらい痛みが続く」と、放っておくと症状は進行していきます。
原因は、手首の骨折による管の変形や、キーボード操作などにより手首を酷使することがあります。
他にも、長期にわたり血液透析を受けている患者さんにも多く見られます。
女性の場合、妊娠や閉経期のホルモンバランスの変化で炎症が起きやすくなるという要因もあります。
【特徴】
■ 中年以降の女性で、親指から薬指半分までの手のひらのしびれ
■ 夜間に多く痛む
■ 自転車のハンドルを握る、編み物をする、つり革をつかむなどの動作で痛みが増す。
■ 手の甲にしびれはない。
■ 親指の筋肉が落ち、物が上手くつかめない。
■ 手を振ると少し楽になる。
■ じんじんしている時、小指と薬指に症状がない。
【診断方法】
手首に電気刺激を与え、神経の伝導速度を計測。速度が遅ければ、手根幹症候群とみられます。
ただし、首の圧迫でも同じような症状がおこるので、交通事故で首の負傷などの心当たりがあれば、首のX線検査を受ける必要があります。
【治療方法】
軽い場合は、手首をサポーターで固定して安静にします。
経過を見ながら、症状に応じて、消炎鎮痛薬を飲んだり、ステロイド注射を受けます。
痛みやしびれが強い場合や筋力が極端に落ちた場合は、手術という選択肢があります。
その他、「手のしびれ」には意外な病気のサインが潜んでいます。
自己判断せず、適切な検査と診断を受ける必要があります。
また、交通事故後の発症であれば、「頚椎症」の可能性もあります。
そのような場合には、「交通事故専門治療院」に相談してみましょう。
交通事故による治療は、初診から自己負担0円です。
お気軽にご相談ください。
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